100ドルスマホ 2014 2 8
今週のニュースでは、
ソニーが業績見通しを大幅に下方修正して、
当初の黒字予想から赤字に変更というニュースがありました。
私は、ソニーに対して、こう言いたい。
「100ドルのスマートフォンを作りませんか」
いずれ、スマートフォンは、
50ドルから100ドルの「日用品」になってしまいます。
そこで、先手を打って、体力があるうちに、
100ドルのスマートフォンを市場に投入するのです。
「高性能だが、高い」では、
たとえ、ソニーのブランドでも売れなくなるでしょう。
今のスマートフォンが、異常に高いのです。
現金で買うと、7万円以上(700ドル以上)でしょうか。
しかし、5万円のノートパソコンが売られている時代です。
その上、超高性能のNexus7(タブレット)が27,800円です。
この現実をどう考えているのか。
携帯電話会社と組んでいれば、
「高くても、何とか売れる」と思っているでしょうか。
しかし、このビジネスモデルは、やがて、崩壊するでしょう。
日本企業が、こうした「100ドルのスマートフォン」を躊躇しているうちに、
中国の企業が作った格安スマートフォンが市場を席巻するようになるでしょう。
もちろん、高級スマートフォンも生き残るでしょう。
しかし、それは、自動車で言えば、ポルシェのような存在です。
「それでいい」と言うならば、仕方ありませんが、マニア向けとなります。
スマートフォンが「日用品」になっていく姿が見えていないならば、
これから始まる生存競争には生き残れないでしょう。
ソニーブランドで「100ドルのスマートフォン」を出せたならば、
世界市場で、大逆転の可能性がありますが、
今のままでは、「ジリ貧」となっていくでしょう。